戦略的選択(その3)

 どんな製品を扱のかが決まったら、こんどはその製品を販売するのに適したマーケットを選択しなければならない。起業家は優れた製品アイディアを考えるのは得意であるが、マーケティングの知識が不足しいることが多いため、どのようにしてターゲットを絞り込み、どんな売り方をすればよいのかについては、よく考えていないことが多いようである。

 顧客の獲得方法を見つければ、それだけ早く本業を辞めて本格的なビジネスに取り組めることになる。販売方法も重要であるが、現在は最強と言われているダイレクトマーケティングを選べばよい。つまり、インターネット、郵便、雑誌、新聞などを活用するわけである。ダイレクトマーケティングは、自宅で通信講座を受講することで学ぶこともできる。

 ビジネスを行う上で、最も重視しなければならないのはマーケティングであるといっても過言ではない。しかし、実際に既存の企業が抱えている悩みの多くは資金繰りである。それは、起業時において、「誰に対して」「何を」「どのような差別的方法で」販売するかというマーケティングを疎かにしたツケなのである。まずはしっかりと基本を押さえよう。

 主要製品を開発し、マーケットを選択したとしても、ターゲットオーディエンスに買って貰うためには、適切な売り込みやサービスを提供する方法を選択(開発)しなければならない。それこそ、木の中に隠れた特別な木として認められなければ、ターゲットには届いたことにはならない。消費者が購買するということの意味を考えるのがこの段階である。

 マーケティングの世界は流動的であり、基本原理は変わらないが方法は時代とともに変化する。現代のように、テレビやインターネットが普及している時代には、キャッチコピーが威力を発揮する。コピーライティングは誰にでもできるようにも見えるが、プロのライター依頼することで、売上を伸ばしているという企業も多いことにも着目すべきである。

 ただし、コピーライティングには多額の費用がかかる。自社の業種・業態あるいは製品に相応しいライティングに適したライターを選び、売上をアップさせなければならない。選択を誤れば、予算の無駄遣いになってしまう。コピーライティングの威力を確かめるためにも、まずは試行錯誤を繰り返しながら自分でやってみるというのが安全かもしれない。