買い物面倒シニア

 

 男性が6割以上を占め、高学歴で技術系の仕事の人が含まれる。「買い物は面倒」で、デパートやスーパーマーケットにはあまり出かけないが、パソコンを使いこなし、ネットショッピングには前向きである。スポーツや趣味、食、おしゃれへのこだわりは見られないが、旅行は楽しんでいる。平均年齢は68.0歳だが、気持ちの上での年齢は57.8歳と若い。

 その割には体力年齢が62.0歳と高い。幸福度はやや低く75.8点、世帯主の有職率は45.2%、1カ月の小遣いは32,600円と平均より少し多めである。8割がパソコンを利用しており、メールのやりとりやインターネットの利用が多く、ネットショッピングも楽しんでいる上級者であるが、買い物は楽しいとは思えず、どちらかというと「面倒」だと思っている。

 欲しいと思ったものは我慢しないが、無駄なものは買わないという買い物意識である。ただ、食品に関しては、店頭で思いついたものを買うことが多く、お気に入りブランドがある人は少ない。また、日用品はできるだけ使い慣れたものを買いたいと思っているが、お気に入りのブランドがない商品も多い。特に家電製品などの耐久消費財はそうである。

 買い物をする場所は、品揃えの豊富な店で買いたいという気持ちは低く、デパートやアウトレットとなどよりもネットスーパー、コンビニ、100円ショップなどの利用が多い。趣味やスポーツでは特にこれといった特徴はないが、旅行はエンジョイ派で、国内旅行や海外旅行を定期的に楽しんでいるが、健康面では4割弱が自信なくグループ中で最も多い。

 しかし、スポーツクラブに通うなどの対応はとらず、なるべく階段を使ったり、歩くようにしたりして健康管理をしている。食へのこだわりは低く、おしゃれにも関心がなく、定番・ロングセラーのものを好み、着ていて楽な服を選ぶことが多い。つまり、このグループは、買い物が面倒というよりも、普段の生活が「ラクであこと」が一番と思っている。

 このグループへのアプローチもかなり難しいが、ポイントとしては、買い物の煩わしさを軽減することにありそうだ。高学歴の男性が多いことから、デジタルリテラシーが高く、ネットショッピングの利用率も高いので、定番中心の品ぞろえが望ましい。ネット販売の品揃えの充実や買い物の煩わしさを軽減するサービス充実は、歓迎されるものと思われる。