まとめ買いシニア

  世帯主の現役率が高いだけあって、世帯収入は高いものの、小遣いは少なめである。ホームセンターやアウトレットなどを活用して「まとめ買い」し、「買い置き」している。意外なのはパソコンや携帯はやや苦手なことだが、体操などで体を動かして健康維持に心がけており、裁縫や料理などの趣味に積極的な「手作り派」で、堅実な生活スタイルである。

 男女比は、男性37.9%、女性62.1%であるから、女性が圧倒的に多く、平均年齢は68.6歳と平均的である。幸福度は78.4であるから、「買い物コンサバシニア」に次いで高い。携帯電話もパソコンも苦手というのは、やや不思議な気もするが、全員がまとめ買いをし、殆どの人が日用品を買い置きしている備蓄派であり、堅実な生活スタイルが垣間見える。

 食品・日用品に対する意識も、マヨネーズ、醤油、コーヒー・紅茶は好きなブランドがあり、毎日同じものを買っている人が多いブランド・リピーターである。日用品は安売りの時にできるだけたくさん買っておく。買い物の場所は、スーパーに加え、ホームセンターディスカウントストアも利用するが、やはり、デスカウントストアが基本のようである。

 ウォーキングか軽い体操中心に健康管理を行っており、テレビの健康法番組には興味があり、特に、女性は体脂肪や中性脂肪、骨粗しょう症を気にしている。テレビの健康情報番組で取り上げられるものは試してみる人が多い。そのためか、食生活も塩分・糖分などを控えめの薄味にして、栄養バランスを考えており、野菜重視の食生活に気を配っている。

 ロングセラーや定番感覚のものが好きで、若々しく見せようとは思わない自然体というおしゃれ感覚の持ち主が多い。これらのプロフィールからすると、このタイプへのマーケティングアプローチは、やはり、マスメディアを起点とした演出や販促が基本のようである。夫は有職で比較的年収は高いが、節約意識も高いというのが、一つのポイントである。

 ホームセンターなど安売り系業態を中心にまとめ買いをして、支出を抑えようとする傾向が強いため、ストック型の商品をまとめ買いしやすいような売り方が効果的である。女性を中心に定番ブランドへのこだわりが強く、定期的にこれらの商品の購買を促すような施策が効果的である。テレビや新聞、チラシなどのメディアを起点とする販売演出である。