オズボーンのチェックリスト法をさらに進化させた方法も数多くあるが、SCAMPER法はその中の一つである。SCAMPERとは、Substituge(換える)、Combine(結びつける)、Adapt(適応させる)、Mofify(修正する)、Put to other Purposes(他の目的に使用する)、Elimimate(除く)、Rearrange/Reverse(並べ替える/逆にする)である。
SCAMPER法の進め方は、1)まず、改善したい製品やサービスなどを取り上げる。
2)上記の7つ視点によりチェックをつくる。3)それぞれの項目に応じて、アイディアを出す。4)アイディアを実現すればどのようなメリットがあるか、また、実現するためには、どれくらいのコストや時間が必要かなどを考える。5)これらの視点を総合して問題解決に活用する。
S(換える):部品や人、時間、場所、方法など変えたらどうなるだろうか。更に、製品の場合は別の用途に使用できないか。C(結びつける):他の何かと組み合わせることにより、相乗効果をもたらすことはないか。例えば、家電製品や事務機、自動車などにコンピュータを組み込むことで中核機能の強化をはかり、結果的に省エネ・省資源も実現できる。
A(適応させる):部品や他の製品、あるいはプロセスを加えるとどうなるか。M(修正する):部品や製品、プロセスを変更するとどうなるか。これらの例としては、料理に特製の調味料を加えたり、手間をかけたりすることでより美味しさを引き立たせること、鉄製の部品をグラスファイバーに取り換えることで、製品の寿命を長くするなどが挙げられる。
P(他の目的に使用する):製品を別の用途に使えないか、あるいは別の市場で売れないか。E(除く):部品、プロセスを取除くとどうなるか。塗料吹付容器を殺虫剤や他の液体噴霧容器に転用する。携帯電話やスマホの機能を取除いて低価格を実現する。そのほかにも、建設機械を農業で活用する。あるいは不必要機能を取除くといったことも考えられる。
R(並べ替える):並べ替えたり、全く逆にしてみるとどうなるか。これには、製造工程を変更することだけではなく、機械の配置を変えることや工場や店舗のレイアウトを変えることも含まれる。いずれにしても、これらの7つの質問に答えていくことにより、目指している問題解決の方向が次第に明らかになっていくため、取り組みやすい方法である。