ブレーン・ライティング法とは、ブレーンストーミング法をより取り組みやすく改良したもので、アイディアの発案の苦手なメンバーでも気軽に参加できるよう、心理的負担を軽減しながら進められる。具体的には、6人の参加者の場合でいうと、最初の30分で108のアイディアを出し、その後30分で今までに出たアイディアの中から質の良いものを絞る。
1)まず、グループのメンバー(4ないし8人)とテーマを決め、ルール(6人ずつ参加
する、3つずつアイディアを各自考える、5分以内で用紙に記入して隣に渡す)を説明する。隣に渡すときは、自分のアイディアを必ず記入することを義務づける。つまり、この段階では、他人の前だからといってかっこうをつけることはせず、とにかく何かを書く。
2)6人で行う場合、縦3列、横6行の18個のマス目があるシートを一人枚配布する(6人なら6枚必要)。この際、メンバーが着席する机は楕円形が望ましいとされているが、それが難しい場合は、四角でも構わないが、なるべくスムーズに隣の人にシートを手渡せるように工夫する。筆記用具などを確認すれば、ライティング準備は全て完了である。
3)商品についての願望や問題解決の目標などに対するアイディアをシートの一番上の蘭に各自3つずつ記入する。その際、あまり具体的に記述すると、アイディアが広がり難くなることがあるので注意しなければならない。5分以内で3つのマス目を埋め終わったなら、左隣のメンバーにシートを渡し、右のメンバーからシートを受け取り記入する。
4)5分ごとにシートを回すので、前の人の書いたことを読み、それを発展させるようにアイディアを書いていくことになるので、作業の流れは加速されていく。こうした作業を6段目が埋まるまで繰り返すと、30分で108個のアイディアを出すことができたことになるので、今度は、改めて記入し終わったシートを一人に1枚ずつ配り、検討に入る。
5)魅力的である、アイディアを膨らませる可能性がある、と思われるアイディアに星印などのマークをつけ、先ほどと同じように左隣の人に渡し、右隣の人からシートを受け取る。回ってきたシートにもマークをつけ、全てのシートに目を通すまで繰り返す。次に、マークの付いたマス目をはさみで切り取るなどして、アイディアをグルーピングし集約する。