ブレーンストーミングなどでカード化された多くの意見やアイディアをグループ化し、論理的に整理して問題解決の筋道を明らかにしていくための手法がKJ法である。第1のステップは、ブレーンストーミングなどの手法で作られた沢山のカードをばらばらに広げる。次にカードに記載された「1行見出し」を眺めながら、関連性のあるカードを重ねる。
最後に、それぞれのグループの内容を簡潔に表現する見出し(表札)を付けて上に載せていく。その上で、それぞれのグループのカードを輪ゴムなどで束ねる。そして、グループのカードは、はじめはから大きく纏めようとせず、最初は数枚程度にする。1枚のまま残ることがあっても、無理に他のグループに押し込まないように注意しなければならない。
第3のステップでは、第2ステップで作った小グループの「表札」を眺めながら、互いに親近性のあるグループを中心に中グループにまとめる。この作業を何度か繰り返し、10程度の大グループにまとまったところでグループ化作業は終了する。グループ分けが全て終わる前(カード全体の2/3程度まとまったところで、大グループに表札を付け始める。
第4ステップでは、グループ間に論理的関連性があるグループのカードを並べ替える(空間配置)。この配置により、ストーリーの原型が出来上がる。第5ステップでは、カードの幅を広げ、それぞれ1段階下の段階までブレークダウンし、もとのグループの範囲内および大グループとの親近性に注意しながら中グループレベルにグルーピングをして終了する。
第6ステップは、カードで作った空間配置を別の紙に写しとる作業となる。その際、グループ間の内容を示す記号(直線、矢印、双方向矢印、反対方向の矢印)などにより、関係性、原因と結果、因果関係、対立関係を明確にし、論理連絡が認識できるように整える。
最後の第7ステップは、描かれた図をみながら、すべてのグループのうちどれが一番重要と思うか5点から1点の間で点数をつける。こうして出来上がった図を改めて眺めてみると、中核テーマを中心に大項目、中項目、小項目の順序に配置されていることがみてとれる。論理的思考法により問題解決の筋道を明らかにする手法として多く活用されている。