新たなアイディアを生み出そうとするとき、グループである問題について自由にアイディアを出し合うというのがブレーンストーミングである。この方法には幾つかの基本原則ある。その原則は、1)他人の意見を批判してはいけない。2)自由奔放に思いついた考えを出す。3)質より量に重点をおく。4)他人の意見を聞いてそれに触発され、連想を働かせる。
自由に意見を出し合うのが原則とはいっても、初めは意見が出にくいこともあるので、これを回避するため、自分の順番が回ってきたら否応なく必ず何か発言しなければならないというようにルール定める。「特にありません」とか「前の人と同じです」というのはご法度である。発言は一度に幾つあってもよいが、他の人の言ったことを繰り返すのはだめ。
自分の前におかれたメモ用紙に、他の人の発言を聞きながら思いついたことをメモしておき、順番が回ってきたら、このメモを参考にしながら簡潔に発言するよう心がけ、この順番を最低でも3回は繰り返す。グループ内で司会者と記録係1名を選び、記録係は、メンバーの発言内容を簡潔かつ正確にカードに記載する{1行見出し(2・3行も可)とする}。
カードの右下に、発言者の名前と発言の日付をメモしておき、司会者は、記載内容が正しいかどうか発言者に確認するなどして、記録係に協力する。1行見出しの書き方は、あまり長すぎないようにし、かつ、できるだけソフトで、本質をしっかり捉えた表現にする。例えば、抽象的な表現や異質なものを盛り込み過ぎ、結論が見えにくくなることを避ける。
このようして、順番にBSで出された意見をもとに、さらに多くのアイディアを引き出すために、質疑応答を行う。その方法は、順番に出た意見一つひとつにいて、「この意見について何か疑問な点はありませんか?」というように疑問点などをメンバーに聞いてみる。
そうすることで、すでに出た意見の意味をよりはっきりさせることで、さらに発言者が、なぜそうした意見を言ったのかなど発言の背景が明らかになる。こうした質疑応答による対話の中で、新しいアイディアを生み出すことができる。つまり、批判ではなく、討論の素材を加えることで、アイディアを記載したカードを更に増やしていくことが狙いである。