4つのアクションフレームワークによるビジネスモデルの見直し

 ブルーオーシャン戦略のツールである4つのアクションをコスト構造、価値提案、顧客セグメントにスポットを当てて考察してみると、ビジネスモデルを見直すことができる。まず、コスト構造について考えてみると、最も高価なコストインフラ要素を特定し、それを取除いたり減らしたりすることで、どんなことが起きるかを評価するとどうなるだろう。
 どの行動、リソース、パートナーに最もコストがかかっているか。こうしたコスト要因のいくつかを軽減または取り除いた場合、どうなるか。高コストなリソース、活動、パートナーを減らしたり取り除くことによって失われる価値をどうすれば低コストの要素で置きかえられるか。新しい投資によって作られる価値は何だろうか、等々の評価をしてみる。
 価値提案からの影響では、4つのアクションフレームワークの質問を投げかけることによって、初めに設定した価値提案を変えていくプロセスである。コスト面への影響を考えながら、同時にチャネル、顧客との関係、収益の流れ、顧客セグメントといった価値の面で変更しなければならない要素を評価する。つまり他の要素に及ぼす影響を測定してみる。
 例えば、取り除くことのできる価値の低い機能やサービスはなんだろうか。貴重な新しい顧客体験を作り出すために、どのような機能やサービスが強化され、追加されるだろうか。価値提案を変更したことで与えたコストへの影響は何だろうか。価値提案の変更は、顧客の側にどんな影響を与えるだろうか。価値提案の変更はあらゆる要素に影響を及ぼす。
 顧客からの影響という視点では、ビジネスモデルキャンパスの顧客側のブロック、すなわち、チャネル、顧客との関係、収益の流れについて、4つのアクションフレームワークの質問をしてみる。取り除いたり、減らしたり、増やしたり、付け加えることによって、コストの側面や価値の側面にどんな影響を与えるか分析することでモデルを見直してみる。
 新しい顧客セグメントに注力できるだろうか、どのセグメントを減らしたり、取り除いたりすることができるだろうか。新しい顧客セグメントは、何をやりたいと思っているのだろうか。顧客はこのようにリーチされるのを好むだろうか。新しい顧客層にサービスを提供することによるコストへの影響は何だろうか。その他チャネルへの影響も見逃せない。