主要活動は、文字通りビジネスモデルの中核をなす活動で、製造業でいえば製品開発や製造がこれにあたるものと思われるが、価値の提案に重点を置くのか、問題解決策を提案するのかによって、主要活動も異なるものになる。消費財や生産財の製造、ソフトウェアの開発、サプライチェーン・マネジメント、コンサルティングなど様々な主要活動がある。
つまり、顧客にどのような価値提案を行うことを目的に据えているかによって、流通チャネルや顧客との関係、リソース、収益の流れが異なるため、物理的な製品製造のみが主要活動と捉えるのではあまりにも範囲が狭すぎる。また、範囲ばかりではなく、主活動が多岐にわたり、システム的に活動することが顧客への価値提案上不可欠になってきている。
しかし、主要な活動を構成する要素は、製造、問題解決、流通やアクセスの利便性、あるいはこれらの組み合わせである。そのうち、すぐれた品質の製品を設計し、製造、配送するといった基本的な活動は、製造業のビジネスモデルでは今後も継続されるであろうし、問題解決の手段という視点から見れば、あらゆる要素が主要活動に含まれることになる。
問題解決の手段は、主として顧客が抱える個々の問題に対する新しい解決方法を見つける活動と狭義に捉えれば、コンサルティングや病院などのサービス産業が担うことになり、ナレッジマネジメントや継続的なトレーニングなどが主要活動となるであろうが、これを広義にとらえれば、全てのビジネスが何らかの顧客ソリューションを目指した活動である。
流通業などでは、ワンソースのプラットフォームが定着してひさしいが、近年は、顧客が必要とするものは、モノ的商品に留まらないので、サービスも束ねてワンソースで提供するビジネスモデルが出現している。例えば、一般家庭の買い物や公共料金の支払いなどのサービス、機械部品などの購買代理商社であるミスミなどもこのタイプのモデルである。
このようにプラットフォームをリソースとしてデザインされるビジネスモデルが特徴の活動であるが、マイクロソフトのように、他のベンダーのソフトウェアとウィンドウズOSプラットフォームとの間のインターフェイス管理を主活動とするスイッチボードモデルやVisaのように、クレジットカード決済におけるネットワーク活動もこのタイプである。
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