商品計画の立て方?その2

商品計画は、企業が市場に提供する製品やサービスを消費者のニーズと欲求に量的・質的に適合させる計画であるから、企業の利益計画に直接影響を与えることになるわけである。企業がゴーイングコンサーン(継続企業)であるためには、絶えず変化する市場環境に対応して商品を供給する事が不可欠である。
 そうした意味では、商品計画こそが企業の存続のためには基本的で、戦略的な対応が求められるが、これがいわゆる製品戦略である。例えば、既に市場展開している製品について言えば、導入間もない製品は、まだ海のものとも山のものとも判じがたいわけであるから、市場における成長率は低いことになる。
 一方では市場から見た魅力度も低いので、導入企業の相対的市場占有率は比較的高いという場合が考えられる。この状態はPPMで言うと「問題児」であるが、この商品を自社の主力商品に育て上げるべきか、それとも廃棄を検討すべきか悩ましい限りであるが、現在の主力商品も間もなく衰退期を迎えることも視野に入れておくべきである。
 現代のような高度商品化社会では、製品のライフサイクルがますます短絡化しているため、企業が安定して成長するためには、何らかの延命策を含めた商品ミックス戦略が求められる。その領域は、新製品の開発、既存製品の改良、既存製品の新用途開発、製品の廃棄など多岐にわたる戦略が展開される。
 このうち、新製品の開発についてであるが、新製品という定義にそれほど拘る必要はなく、買う人が新しいと感じれば、それは既に新製品であるとされている。また、既存製品の改良については、原材料の取替や経験曲線の活用によるコストの削減による価格の改定(値下げ)などが典型的なもので、戦略的な意味で言えばライフサイクルの延期を狙いとしている場合が多いものと思われる。
 既存製品の新用途開発にしても、メーカーの研究開発により、特定製品に関する新用途を発見することもあるが、一般的には、消費者が日常の使用体験から新用途を考案する場合が多いようである。こうしたことがヒントになり、新製品の開発に繋がる場合もあるので、現時点での問題児が必ずしも負け犬となるとは限らないのである。