eラーニングのメリット

 eラーニングのメリットの最大のメリットは、タイムリーな情報更新が可能であるということである。陳腐化が激しい技術情報やめまぐるしくリリースされる新製品情報、資格試験などの最新の出題情報など、常に新しい情報が求められているなか、従来型の集合研修では、日程の調整や受講者への連絡、召集などの準備に膨大な時間と費用が必要である。
 また、集合研修では専任のトレーナーが万能であることが求められるが、テーマによっては、より専門的なエキスパートが担当することが望ましい場合もある。そのようなエキスパートが部分的に担当することが現実的に無理であっても、eラーニングの場合であれば、臨時のトレーナーとして職場を離れることなしに対応できる。
 研修資料を作成する場合でも、紙ベースのデータを収集・分析したものを提供するというのでは、情報量も大幅に制限される。eラーニングでは、ハイパーリンクを使用することにより、外部の関連Webサイト(ホームページ)の最新情報を容易に入手できるため、情報の質・量を最適に組み合わせて活用することができる。
 従来の集合研修では、受講者同士のディスカッションが必要な場合、受講者が同じ時間に同じ場所にいることが必要であったが、電子メールや電子掲示板などを利用することにより、時間の制約を超えて他の受講者やインストラクターとコミュニケーションをとりながら進めることができるので、率直な意見交換が可能になる。
 更に、チャットやホワイトボードなどの機能を利用すれば、リアルタイムで共同作業をすることは可能であろうし、これらの技術は日々進化を遂げているので、受講者のIT技術がある一定のレベルにあれば、時間の節約ばかりではなく、より一層理解が深められる機会も高まるため、研修の効果も容易に測定できる。
 集合研修の難点の一つに、受講者のレベルの違いや動機面での温度差の違いがある。すなわち、すべての受講者のニーズを満たすことは困難であったが、eラーニングを活用すれば、自分に合ったレベルから始め、強み弱みに応じて必要な部分を選択して学ぶことができる。受講者への動機づけの問題もこの辺にあったのかも知れない。